【縄跳び】一回で引っかかってしまう子どもにまずやってほしい練習のコツ

縄跳びの前跳びをすると、一回目で必ず引っかかってしまう子は意外と多いんです。あなたの子どもだけではないですよ!
体育指導をしていると、「運動神経が悪いのかな?」と心配される保護者の方もいるけれど、結論から言うと、ほとんどは“跳び方”の問題ではなく、縄の使い方の問題です。
ここからは、3000人以上の子どもに縄跳びを教えてきた中で、
「最初の1回が跳べない子に共通している原因」と、
「すぐに改善するためのコツ」をまとめていきます。
■ 一回目で引っかかる子に共通している原因
① 腕が横に広がりすぎている(縄が短くなる)
多くの子が、腕を横に開きながら縄を回してしまう。
腕を開くと、縄の先端は高くなります。
縄が実質 “短い状態” になり、前に引っかかりやすくなる。
→ これは身体能力ではなく、腕の位置のクセだけ。
② 縄を「前に投げて」しまっている
跳び始めの最初の一回で、
縄を 前に振り投げてしまう動き がよく見られます。
両腕が前に伸びきっている状態です。
結果として、縄が足のつま先で止まり、前跳びの1回目が必ず失敗する。
→ 正しくは “真下におろす” だけで跳べる。
③ 縄が体の後ろで “止まって” いる
構えてからゆっくり腕をあげると、縄が背中側で動かず、
そのまま前に落ちて引っかかる。
→ 動き出す直前に、軽く「ちょん」と後ろで小回しを作るだけで、縄が前まで動き始めやすくなる。
④ ジャンプが高すぎる
一回目を確実に跳びたい気持ちから、
最初のジャンプだけ 大きく跳んでしまう子が多い。
ジャンプが高いほど、着地が遅れ、
縄と足のタイミングがズレて引っかかる。
→ 遠くに跳ぶのではなく、真上に軽く跳ぶだけで十分。
■ 今日からできる「一回目を成功させるためのコツ」
◎ コツ1:腕はお腹の横に「軽く」添える
腕を大きく開かない。
脇は軽く閉じたまま、手はおへその横あたり。
時々、脇を締める人がいますが、実際にやってみてください。腕が動かしにくいです。なのでひじは体につかない程度にしましょう。
これだけで縄の長さが安定し、一回目が跳びやすくなる。
◎ コツ2:跳ぶ前に、後ろで“ちょん”と小回し
いきなり本番に入らず、
縄が動きやすいように 背中側で軽く一回転の“助走” を作る。
ジャンプせずに縄を前にしたり、後ろにしたりの動きを繰り返します。
これで最初の一回が驚くほど成功しやすくなります。
◎ コツ3:最初のジャンプは「小さく・短く」
ヒザを曲げて高く跳ぼうとしない。
跳ぶというより 地面を離れるだけ のつもりで良い。
大きなジャンプは、体力の消耗と失敗の原因になります。
◎ コツ4:跳ぶ前に「つま先を軽く上げる」
一回目が前でひっかかる子は、
つま先が少し下がっている。
跳ぶ時に、軽くつま先を上げると、
縄がスムーズに足の下を通りやすくなる。
つま先の正しいジャンプにも繋がります。
◎ コツ5:回すのは腕ではなく「手首だけ」を覚える
腕だけを使うと縄が暴れます。
手首の小さな円で回す方が、回転が安定します。
これは縄跳びの基本ですが、最初の一回が跳べるかどうかに大きく影響します。
■ 家でできる「一回目の成功率を上げるミニ練習」
● 練習①:縄なしで“リズムジャンプ”
縄を持たずに
「トン・トン・トン」と一定リズムで小ジャンプするだけ。
リズム感の安定は、一回目の成功に直結します。
● 練習②:縄を持って後ろで “ちょん” 練習だけ
前に跳ばず、背中側の小回しだけ 10回。
最初の動き出しを作る練習として非常に効果的。
慣れてきたら、縄を前後、前後と交互に回せるようにします。
● 練習③:前跳び 1 回だけ(1回の人は2回だけ)跳ぶ練習
「10回連続を跳ぶ」ではなく、
一回だけ跳ぶ練習 を10セット。
これが一番早く上達する。
ピーター先生おすすめの目標設定の順序は、
1回 ⇒ 2回 ⇒ 3回 ⇒ 4回 ⇒5回 ⇒ 7回 ⇒ 10回 ⇒15回 以降 5回ずつ
理由は反響があれば別の記事でも解説しますね。
■ 最後に:子どもは「できない」のではなく、手順を知らないだけ
縄跳びは、走りや泳ぎと同じで、
“やり方” を知らないと最初の一回でつまずきやすい。
でも一回目さえ跳べれば、ほとんどの子はそのままリズムを掴んでいけます。
だからこそ、最初の一回を笑顔で成功できる経験を、ひとつ積ませてあげてほしいです。



