運動が苦手な子に本当に必要なものは、才能よりも「小さなできた」の積み重ね

「うちの子は運動が苦手で…」
「運動神経が悪いから、もう仕方ないのかな…」

保護者の方から、こうした相談をいただくことがあります。

でも、ピーター先生はこれまでたくさんの子ども達を見てきて、いつも思うことがあります。
それは、運動が苦手な子に必要なのは、最初から高い能力ではなく、“できるかも”と思えるきっかけだということです。

運動が苦手な子ほど、最初から大きな成功を求めるのではなく、
まずは**小さな「できた」**を増やしていくことがとても大切です。


目次

運動が苦手な子は、「できない経験」が積み重なりやすい

運動に苦手意識がある子は、これまでの経験の中で

  • うまくできなかった
  • 周りの子と比べてしまった
  • 失敗して恥ずかしい思いをした
  • 頑張ったのに思うようにできなかった

そんな出来事を何度も経験していることがあります。

すると、まだ挑戦していないことに対しても
「どうせできない」
「やりたくない」
「恥ずかしいから見られたくない」
という気持ちが先に出やすくなります。

この状態で、「頑張って」「もっと練習しよう」と言われても、気持ちがついてこないことは少なくありません。

だからこそ大事なのは、技術を詰め込む前に、
“やってみたら少しできた”という感覚を育てることです。


苦手意識を変えるのは、小さな成功体験

たとえば、

  • 走るときに腕の振り方を少し変えたら前より速く走れた
  • 縄跳びで1回でも多く跳べた
  • 水泳で昨日より少しだけ長く浮けた
  • ボール投げで前より遠くに飛んだ

こうした変化は、大人から見ると小さく見えるかもしれません。

でも、子どもにとってはこの小さな変化が、
「あれ、前よりできたかも」
という大きな一歩になります。

この一歩があると、
「どうせ無理」から
「もう少しやってみようかな」
へ、気持ちが変わっていきます。

運動が苦手な子にとって、本当に必要なのは、
いきなり得意になることではなく、
苦手意識が少しゆるむ経験なのだと思います。


その変化を引き出すために、「正しく褒めること」が大切

もう一つ大切なのが、褒め方です。

子どもは褒められると嬉しいですが、
実は褒め方によって、次の行動につながるかどうかが変わります。

たとえば、ただ
「すごいね」
「えらいね」
と伝えるだけでは、その瞬間は嬉しくても、何が良かったのかが伝わりにくいことがあります。

それよりも、

  • さっきより腕が大きく振れていたね
  • あきらめずにもう1回やれたのが良かったね
  • タイミングが合ってきたね
  • 先生の話を聞いてすぐにやってみたのが良かったね

というように、
行動や変化を具体的に伝えることが大切です。

すると子どもは、
「何をすると良くなるのか」
「自分のどこが伸びたのか」
が分かるようになります。

この積み重ねが、自信につながります。

ただ褒めるのではなく、
その子の頑張りや変化を見つけて、届く言葉で伝えること。
これが、運動が苦手な子の気持ちを前向きに変える大きなポイントです。


「運動神経が悪い」で終わらせないことが大事

よく「この子は運動神経が悪いから」と言われることがあります。

でも、実際には
体の使い方を知らないだけだったり、
成功体験が少なかったり、
自信をなくして本来の力が出せていなかったりすることも多いです。

つまり、最初から才能がないと決めつけるよりも、
今のその子に合った関わり方ができているかの方が大切です。

子どもによって、

  • 声のかけ方が合う子
  • 見本を見た方が分かりやすい子
  • 細かく分けて練習した方ができる子
  • まず安心できる雰囲気が必要な子

と、伸び方はそれぞれ違います。

だからこそ、一人ひとりに合わせた関わりが必要になります。


ピーター先生が大切にしていること

ピーター先生のレッスンでは、
ただ運動のやり方を教えるだけではなく、

  • 小さな成功体験を作ること
  • 苦手意識を少しずつやわらげること
  • できた変化を見逃さず伝えること
  • 子どもが前向きになれる声かけをすること

を大切にしています。

「できないところを指摘され続けるレッスン」ではなく、
その子が“少しできるようになった”を感じられるレッスンを目指しています。

その積み重ねが、自信になり、
運動への苦手意識をやわらげ、
結果として技術の向上にもつながっていきます。

苦手は、関わり方で変わっていく

運動が苦手な子に必要なのは、
いきなり上手になることではありません。

まずは、
「前より少しできた」
「思ったよりやれた」
そんな小さな変化を重ねていくことが大切です。

その積み重ねが、苦手意識をやわらげ、
「どうせ無理」ではなく、
「もう少しやってみようかな」
という気持ちにつながっていきます。

そして、その変化を引き出すためには、
その子に合った伝え方や、できた部分をきちんと見つけて伝える関わりが欠かせません。

ピーター先生は、走り方教室・水泳教室・縄跳び教室を通して、
ただ技術を教えるだけではなく、
子ども達が自分なりの「できた」を見つけられる時間を大切にしています。

もし、
「うちの子は運動が苦手かもしれない」
「自信をなくしてしまっているかもしれない」
と感じることがあれば、

無理に頑張らせる前に、
その子が前向きになれるきっかけを作っていくことも大事だと、僕は考えています。

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