子どもの才能を正しく判断して子どもの可能性を諦めないでくださいね

レッスン後に『本当に救われました』と保護者さんに言って頂けたときのお話
体育の家庭教師ピーター先生です!!今回は以前にレッスンをした小学校低学年の生徒さんとお母さんのお話です。
最初、子どもが本当に運動神経が悪いので、なんとかできませんか?とご依頼頂きました。
事前に話を伺っていると、子どもは眼球の運動に制限があると医者から診断されていて、ドッヂとか球技ができないし、走るのも遅いし、運動機能にも障がいがあると思っていたお母さん。
そういった診断をもらった子どもさんにもレッスンをさせて頂く経験があるので、今回も子どもの動きを見ながら、少しでも自信をつけてもらえるような練習内容にしようと思っていました。
準備運動の動きをみてみると、、
あれ?意外と動きが良いなと感じました。
低学年の生徒さんはまだ神経回路の発達が未熟なので、体を動かすことはみんな少しぎこちないです。
多くの保護者さんも、うちの子って動きが悪いんですと言われる方がいますが、低学年くらいはそんなもんですよ!とお伝えするとびっくりします。
発達障がいがある生徒さんはもっと特有の動きがあるのですが、この子には全くそれを感じませんでした。それどころか、ピーター先生はジャンプの動きを見て、50m走が速くなるかこっそりチェックをしているのですが、ジャンプの動きも悪くありませんでした。
実際に10mと30mを走ってもらうことに
ピーター先生のレッスンは、走りを動画で撮影して一緒に動きを見ていきます。
この生徒さんの場合は、かかとから地面をついて、ひざの曲げ伸ばしだけで地面を蹴っているパターンでした(この蹴り方はほんとうにスピードがでません)
ヒザを曲げたり伸ばしたりして地面を押しています。ですが、速く走るためには、つま先で地面を押す(蹴る)という動きを覚えることが大切です。
なぜなら、幼児や低学年の児童は、実はまだ身につけていない体の動かし方がたくさんあります。
逆を言えば、様々な外遊びをたくさんする子は、自然と体の使い方、動かし方を習得している子が多いので、運動神経が良いのです。
つまり、【体の使い方を”まだ”知らないだけ】なんです。
ジャンプ練習が速く走るための基礎になる
まずはスタートダッシュでつま先で地面をグッと蹴って最初から加速する動きを覚えてもらいました。
最初はぎこちない動きでしたが、少しずつ地面をつま先で蹴るということがわかってきました。
スタート練習が終わると、次は、連続でジャンプをする動きを習得してもらう練習に取り組みました。
踏んでも簡単に潰れるマークを連続で跳ぶ練習です。
最初は3つくらいから始めて、慣れてくると8つ全部をつま先着地だけで跳べるようになってきました。
もっと速く跳べる?と聞いてみると、『やってみる!』と楽しそうに挑戦して、見事、連続ジャンプができるようになりました。
それを見ていた保護者の方が、『この子がこんなにジャンプができることを知りませんでした。感動しています。』
ピーター先生もとても嬉しい瞬間でした。
連続ジャンプができるようになったので、最後に少しなわとび練習もしてみると、かかとでペタペタ着地する癖がなくなり、つま先でスムーズに連続で跳べるようになっていました。
運動神経は、動きをたくさん覚えていくと改善することを知ってください
今までは高く跳べなかった生徒さんが、つま先ジャンプを覚えたら高く跳べるようになりました!
運動神経が悪いのではありません。まだ動きを知らないだけなんです。
子どもの特性によっては、改善できる運動神経とすぐには改善できない筋力的な部分もあります。
ですが、必ず取り組み方があるので、子どもが楽しんで取り組める方法を一緒に探しましょう。
特に幼児や児童は楽しいと感じないと練習は続かない性格です。まだ感情をコントロールするのが難しいですからね。
そんな児童心理に寄り添って、アドバイスをすれば少しずつ子どもは成長していきます。
子どもの才能を正しく判断する大切さ
レッスン後に保護者の方が打ち明けてくれたのは、今いる学区が運動が盛んな所で、子どもがついていけなくて悲しい想いをするから引っ越しをしようと本気で考えていたそうです。
でも今回のレッスンで子どもの変化をみて、安心してくれました。
ピーター先生が保護者の方にお伝えしたのは、
『運動神経はまだまだ伸びる余地がたくさんあるので安心してください。眼球の運動については、病院でも診断されたので、ドッヂや球技のキャッチは苦手かもしれません。でも投げることや逃げることは他の子と同じようにできますよ。お子様の特性を活かして、上手にやっていけば大丈夫だと思いませんか?』
ということです。
子どもの可能性は、実はたくさん隠れていますよ。
悩んだときは、ピーター先生に相談してみてください。
たくさんの子どもを見てきましたので、きっとなにかアドバイスができると思います。
常に、子どもと保護者さんに寄り添う気持ちでサポートしますね。
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