野球選手の「瞬発力」はなぜ伸び悩むのか?ケガを防ぎ、足を速くする走り方の秘密

「野球選手の瞬発力はなぜ伸び悩むのか?ケガを防ぎ、足を速くする走り方の秘密」というタイトル文字の背景で、2種類の走り方が対比されているイラスト。左側は肉離れのリスクがある「かかと着地」で力任せに走る悪い例、右側はバネのように「地面反力」と「筋肉の伸張反射」を使って軽快に走る良い例の野球選手が描かれている。

こんにちは!体育の家庭教師みらいずで指導を行っているピーター先生です。

3000人以上の子どもたちを指導してきましたが、野球に取り組んでいる生徒さんもたくさん参加してくれます。

その中でよくご相談いただくのが「野球をやっているけれど、ダッシュなどの瞬発力が苦手」というお悩みです。

今回は、野球選手がなぜ瞬発力を発揮するのが苦手な傾向にあるのか、そしてどうすれば改善できるのか、ピーター先生の見解をお伝えします。

目次

結論:無理やり「かかと着地」で走っている選手が多い

野球をしている子どもたちの走り方を見ていると、ある共通点に気がつきます。

それは、かかとからドスンと着地して、無理やり力任せに走っている選手が非常に多いということです。

力はあるので、案外スピードが出たりする生徒もいますが、やはり効率的な走りとは言えません。

瞬発力やダッシュのスピードを引き出す上で、この走り方は大きなブレーキになってしまいます。

なぜ野球選手は瞬発力が苦手になりやすいのか?

その理由は大きく分けて2つ考えられます。

  1. 練習メニューに「ランニング」が多いこと⇒野球の基礎体力作りとして、長距離のランニングやジョギングを取り入れるチームは少なくありません。長距離を走る際は、かかとから着地する走り方になりがちです。その癖がダッシュの際にも抜けないのです。
  2. 短距離走の技術を学ぶ機会が少ないこと⇒陸上選手のように、純粋に「短距離を速く走るための技術」を体系的に学ぶ機会が、野球の練習の中では圧倒的に不足しています。

「力任せの加速」は肉離れのリスク大!

チームの中で「足が速い」と言われている選手を観察すると、実は2つのタイプに分かれます。

・地面反力を上手く使えている選手

・筋肉の力で無理やり加速している選手

気をつけなければいけないのは後者です。

筋肉の力任せに走る癖がついていると、ダッシュの際に太もも裏などに過度な負担がかかり、

肉離れなどの大きなケガをするリスクが非常に高くなってしまいます。

短距離走・スプリントの基本とは?

ケガを防ぎ、なおかつ爆発的なスピードを生み出すためには、以下の2つの要素を使った走りが不可欠です。

・地面の反発(地面反力)

・筋肉の伸張反射(バネのように筋肉が伸び縮みする力)

足の回転を無理に速くするのではなく、地面に加えた力がそのまま推進力に変わるような体の使い方を覚えることが、瞬発力アップの最大の鍵になります。

運動能力が未発達な子どもたちへのアプローチ

「うちの子は運動神経が悪いから…」と諦める必要は全くありません。

子どもたちは運動能力がまだ未発達であり、単純に「正しい体の動かし方を知らないだけ」というケースがほとんどです。

ピーター先生のレッスンでは、一人ひとりの子どもの骨格や特性を踏まえた上で指導を行っています。

動きの癖から「なぜ遅くなっているのか」という改善ポイントを的確に見つけ出し、

その子に合ったアプローチで「動ける体」へと導きます。

瞬発力は、正しい知識とトレーニングで必ず向上します。

野球のパフォーマンスアップやケガの予防のために、ぜひ「走り方」そのものを見直してみてくださいね。

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